SPECIAL FEATURE特別取材
「iichiko 彩 -IRODORI-
カクテルコンペティション」
[vol.07] -
7名のファイナリストはこちら!
④髙橋裕也さん ⑤竹下紗希さん
new #Special Feature
文:DRINK PLANET編集部
7名のファイナリストの特別インタビュー。
今回はそれぞれのオリジナルカクテルとともに、髙橋裕也さん、竹下紗希さんをご紹介します。

④髙橋裕也さん(ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜/神奈川県)
現在、ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜の「THE KAHALA Lounge」でバーテンダーとして活躍する髙橋裕也さんは、親会社であるリゾートトラストのバーダイレクターも務めています。
そんな髙橋さんが創作したカクテルは「Oedo Fashioned(オーエド ファッションド)」。
(世界中でウケそうなネーミング!)
「iichiko 彩天」をベースに、自家製玄米みりんを使用し、ビターズ代わりの自家製焦がし醤油玄米リキッドを数滴ドロップして、ステアで仕上げた一杯。
ガーニッシュに焦がし醤油玄米も添えています。
名前の通り、オールドファッションドのツイストであり、江戸時代に飲まれていたとされる日本最古のカクテル「柳陰(やなぎかげ)」のツイストです。

「Oedo Fashioned(オーエド ファッションド)」
髙橋さんはその創作意図をこのように語ります。
「将来、クラシックカクテルになり得る、日本発のカクテルを目指して創作しました。主役は『iichiko 彩天』、それに江戸時代から現代まで日本の食卓を彩っていた伝統食材、みりんと醤油を組み合わせました」
「世界中の人々に手に取っていただきやすい、新しい日本のオールドファッションド=『Oedo Fashioned』です」
ネーミングはグローバル。
レシピはシンプル。
それでいて、香りと味わいは複雑にひろがる、今までにありそうでなかった一杯に仕上げられています。

使用しているのは、玄米、みりん、醤油といった日本の食卓を彩ってきた材料たち。
髙橋さんはジャパンファイナルに向けて、このように抱負を語ってくれました。
「現代を生きるバーテンダーが江戸時代からある材料を使用し、創作する一杯がどんなものに仕上げられているか楽しみにしていただければと思います。『Oedo Fashioned』というカクテルを通して、将来『iichiko 彩天』が世界中の食卓を彩りますように……」
★「Oedo Fashioned」のイメージ動画はこちらのInstagramへ!

⑤竹下紗希さん(cocktailbar BLUEMOON/北海道)
札幌の「cocktailbar BLUEMOON」で腕を振るう竹下紗希さんは、これまでに複数のカクテルコンペティションで優勝・入賞を果たしてきた実力の持ち主です。
「iichiko 彩天」の第一印象を伺うと「麹! パワフルでフルーティー。個性的な副材料を掛け合わせても負けないボリューム感があります。合わせるものによってさまざま表情を見せてくれる多様性を感じています」との答え。
そんな竹下さんが「iichiko 彩天」に合わせたのは、バナナや小豆、生クリーム。
少量の甘酒と合わせ味噌も使用しています。
カクテル名は「旨麹甘(うまこうじあま)」。
「iichiko彩天」をベースに、バナナリキュール、生クリーム、ゆで小豆、甘酒、麦米合わせ味噌を、とろりとした口当たりに仕上げた日本発のデザートカクテルです。
ガーニッシュには黒ゴマをふりかけ、別皿で甘納豆も添えています。

「旨麹甘(うまこうじあま)」
その創作意図について、竹下さんはこんな風に話してくれました。
「日本が誇る麹、そしてうまみ。『iichiko 彩天』の要である『麹』の魅力をどう伝えるかを軸に考えました。大麦麹の『iichiko 彩天』を主役に、米麹の甘酒、麦麹と米麹の合わせ味噌を重ね、麹のうまみをより一層引き出しました」
「さらに発酵食品と相性のよいバナナと日本で昔から親しまれてきた小豆で甘さ、生クリームでコクをプラスしています」
ちなみにブレンダーでクラッシュアイスとともに撹拌してつくるために、廃棄率はゼロ。
「iichiko 彩天」の生まれ故郷である大分、竹下さん自身の生まれ故郷である北海道のエッセンスを取り入れているそうです。
「たとえば大分の温泉熱でバナナを栽培していることからヒントをいただいたり、北海道でいえば、小豆の生産量第一位であったり、酪農も盛んなので生クリームであったり……。麦味噌文化の大分と米味噌文化の北海道を繋ぐ、麦米合わせ味噌を使用しました」

最後に、ジャパンファイナルに向けての意気込みを伺いました。
「日本が誇る麹の蒸留酒である『iichiko彩天』をベースにしたカクテル『旨麹甘』は、私にとって自信作です。うまみを感じさせるデザートカクテルを、誕生背景を通して、どう魅力的に皆さまにお伝えできるか、大会当日までにしっかり準備したいと思っています」
★「旨麹甘」のイメージ動画はこちらのInstagramへ!
他のファイナリストはVol.6、Vol.8で紹介しています。
★iichiko 彩 -IRODORI- カクテルコンペティション公式HP
https://iichikosaiten-competition.jp





