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今月のカクテル
早秋のバーボンカクテル6選
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提供:DRINK PLANET編集部
まだまだ残暑が厳しい一方で、空の高さにふと秋の気配を感じる9月。
そんな季節の移ろいにふさわしいのが、2007年に誕生したコンテンポラリー・クラシック「Paper Plane(ペーパー・プレーン)」です。
バーボン、アペロール、アマーロ・ノニーノ、レモンジュースを等量でシェイクするシンプルなレシピは、軽やかさと複雑さを兼ね備えています。
夏の名残を抱きつつ秋を予感させる一杯として、いま改めて取り上げたいカクテルです。
なぜ今「Paper Plane」なのか?
「Paper Plane」が面白いのは、甘・酸・苦の絶妙なバランスに加えて、ベースにバーボンを使っている点です。
バーボンの厚みと甘みが、アマーロのビター感や柑橘の酸味を包み込み、グラスの中に“秋の余韻”を創り出します。
さらに、ベースをライウイスキーに置き換えることで、よりスパイシーでドライな切れ味が加わり、残暑の季節にも心地よい印象に。
9月の「Paper Plane」は、軽やかさと複雑さの両立を体感できる、季節に寄り添った一杯といえるでしょう。
このカクテルは、2007年にバーテンダー Sam Ross(サム・ロス) がシカゴのラウンジバー The Violet Hour(現在は閉店)のために考案したもので、クラシック「Last Word」を現代的にアレンジした作品。
その名は、当時流行していたM.I.A.の楽曲「Paper Planes」に由来しています。
「Attaboy」共同オーナー兼バーテンダー Sam Ross の名作「Paper Plane」と「Penicillin」
創作者 Sam Ross ストーリー
サム・ロスは、21世紀のモダン・クラシックを牽引する存在です。
代表作「Penicillin」で知られるように、新しい時代の“定番”を生み出すバーテンダーとして世界的に評価されています。
「Attaboy」の姉妹店「Diamond Ree」取材時のサム・ロス(赤い帽子)
•オーストラリア出身。2004年にNYへ移住。
•Milk & Honey で7年間ヘッドバーテンダーを務める。
•2007年に「Paper Plane」を発表。
•2011年 Tales of the Cocktail で「American Bartender of the Year」を受賞(同時に 後藤健太さんも受賞)。
•2013年、Milk & Honey を改名して「Attaboy」をオープン。翌年「The World's 50 Best Bars」で4位にランクイン。
モダン・クラシックの象徴ともいえる彼のカクテルが、いまなお世界の現場で作り続けられているのは偶然ではないでしょう。
秋を感じるバーボンカクテル3提案
「Paper Plane」が秋口の“軽やか+複雑さ”を体現しているとするならば、ここでは、秋の果実や茶葉、薫香を取り入れた3つのレシピを提案。
提案1:Fig & Rye Sour(フィグ・ライ・サワー)
45ml ライウイスキー(or バーボン)
20ml フレッシュレモンジュース
15ml いちじくシロップ
1個分 卵白
数滴 アンゴスチュラビターズ
ドライシェイク+シェイクし、カクテルグラスへ。ドライいちじくを添える。
◆ポイント
ライのスパイシーさと秋果実いちじくの甘みが響き合う一杯。
いちじくシロップはドライフィグの煮出しで仕込むと、より濃厚な風味に。
提案2:Bourbon Tea Smash(バーボン・ティー・スマッシュ)
45ml バーボン
15ml アールグレイシロップ
20ml フレッシュレモンジュース
4~5枚 ミントの葉
適量 ソーダ
ミントとシロップを軽くマドリングし、残りを加えてシェイク。ロックグラスに注ぎ、ミントを添える。仕上げに軽くソーダを。
◆ポイント
バーボンの甘みと紅茶のタンニンが、残暑をすっきりさせつつ秋を先取り。
茶葉は、ほうじ茶やジャスミンティーでもアレンジ可能。抽出時間は短めにすると渋みが出すぎません。
提案3:Smoked Apple Bourbon(スモークド・アップル・バーボン)
45ml バーボン
30ml クラリファイドアップルジュース
10ml ハニーシロップ
1本 シナモンスティック(スモーク用)
材料をシェイクしてロックグラスへ。
シナモンスティックを燃やし、グラスを燻して香りを移す。最後にシナモンをガーニッシュに。
◆ポイント
りんごの果実味とバーボンのキャラメル香が調和。薫香で“秋祭りの焚き火”を思わせる余韻を演出。
燻材に紅茶葉を使うと、軽やかなスモークフレーバーに。
今月のカクテル
気になるバーボンカクテルたち。
●カクテル名 / バーテンダー名: Fly Fly Away フライフライアウェイ by Supawit 'Palm' Muttarattana/スパウイット・“パーム”・ムッタラッタナーさん
バー名: Dry Wave Cocktail Studio/バンコク
Paper PlaneとAviationをつなげる発想がユニークな一杯
●カクテル名 / バーテンダー名: Manhattanマンハッタンby Goto Keisuke/後藤啓輔さん
バー名: Bar K-9/名古屋市
バーボン、ライ、カナディアンを1:1:1でブレンドした独自のスタイル
●カクテル名 / バーテンダー名: Cobnut Old Fashioned コブナッツ・オールドファッションド by Leo Robitschek/レオ・ロビッチェクさん
バー名:特別取材ミクターズの人気の秘密に迫る
ライ麦の滑らかさと、トーストしたコブナッツ(ヘーゼルナッツの一種)の香ばしさが奏でるハーモニーが印象的
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