
SPECIAL FEATURE特別取材
世界のトップバーを繋ぐニッカウヰスキー
東京 インターナショナル バーショー 2025で
50 Best No.1の「Handshake Speakeasy」とコラボ!
#Special Feature
文:DRINK PLANET編集部 Photos by Shiho Akiyama
先日、大盛況のなか幕を閉じた「東京 インターナショナル バーショー 2025」で(いい意味で)異彩を放っていたのが、ニッカウヰスキーのブースです。なぜ世界No.1バーである「Handshake Speakeasy」を招聘!? そこで振る舞われたカクテルを通して、ニッカウヰスキーが伝えたいメッセージとは!?
【Presented by Nikka Whisky (PR)】
ニッカウヰスキーのブースは終日大盛況!
今、世界で一番ホットなバーが東京に!
いきなりで恐縮ですが、皆さんはニッカウヰスキーというブランドに対して、どのような印象をお持ちでしょうか?
創業90年を超える老舗ブランド? 「日本のウイスキーの父」と言われる竹鶴政孝? 余市と宮城峡の2大蒸溜所?
もちろんいずれも正しいイメージではあるのですが、世界で活躍するバーテンダーたちの印象(グローバルイメージ)は少し異なるようです。
それを改めて感じさせてくれたのが、先日開催された「東京 インターナショナル バーショー 2025」。
DRINK PLANETでも事前にお知らせしたように、ニッカウヰスキーのブースにはThe World’s 50 Best Bars 2024でNo.1に輝いたメキシコシティのバー「Handshake Speakeasy(以下、Handshake)」がお目見えしました。
4月に発表されたNorth America's 50 Best Barsでも、「Handshake」が2年連続1位に輝いているので、まさに今、世界で一番ホットなバーを東京に呼んでしまったワケです。
(す、すごい!)
左から、「Handshake」のキャンディさん、ブランドンさん、ニッカウヰスキーの友吉さん。
「The World's 50 Best Bars」のオフィシャル パートナー!
ニッカウヰスキーといえば、2019年にドイツ・ミュンヘンの「Schumann’s Bar」、新型コロナによる3年の中止期間を経て、2023年にはイタリア・ローマの「Drink Kong」、2024年にはイギリス・ロンドンの「Kwãnt Mayfair」を招聘して、バーショーを訪れたバーファンやバーテンダー、業界関係者の度肝を抜きました。
(しかもブースは、招聘したバーの内装や雰囲気そのまま)
で、2025年の今年は「Handshake Speakeasy」!!!
一体どうして次から次へと世界に名だたるトップバー(取材するだけでもハードルが高い!)を東京に呼べるのでしょうか?
「世界最高のバーアワードである『The World's 50 Best Bars』のオフィシャル ウイスキー オブ ザ ワールド パートナーを長年務めていることは大きな理由のひとつです」
そう話してくれたのは、ニッカウヰスキーの海外戦略事業に携わり、スポンサーシップ&イベントリーダーを務める友吉(トモヨシ)直紀さん。(実は元バーテンダー)。
「ニッカウヰスキーはThe World's 50、North America's 50、Asia‘s 50という現在行われている3つのアワードのすべてのオフィシャルパートナー。また『NIKKA PERFECT SERVE』という海外のバーテンダーの方向けのコンペティションや世界各国でのPOP UPイベントなどを地道に続けてきました。おかげさまで、海外での認知度も高まり、世界中のトップバーと良好な関係を築けています」
そもそも「Handshake」のコンセプトは日本のバーカルチャーや居酒屋のおもてなしに大きな影響を受けています。
(詳しくはDRINK PLANETの過去記事をご参照!)
「Handshake」をはじめ世界のトップバーにとっても、日本のニッカウヰスキーとコラボできることは大きな栄誉であり、バーカルチャーを盛り上げたいという想いは一緒なのかもしれません。
ニッカ フロム ザ バレルをベースにした「Big in Japan」。
「Handshake」×ニッカウヰスキーの共演!
今回はるばるメキシコから来日してくれたのは、ジェネラルマネジャーのキャンディ(Candy Carmona)さんとその右腕であるブランドン(Brandon Dominguez)さん。
おふたりともブースを見た瞬間の反応は「Wow!!!」
「『Handshake』そのままじゃない!」とキャンディさん。
実際の「Handshake」には3つのバースペースがあるのですが、バーショーではブラック&ゴールドを基調とした地下1階のメインバーを再現していました。
カウンターのサイズ感や大理石の装飾、特徴的なロゴなど、インテリアは「Handshake」そのまま。
BGMとして、実際に「Handshake」で使用しているプレイリストも流していたんだとか。
そこにニッカウヰスキーのエッセンスがほどよく散りばめられ、「Handshake」とニッカウヰスキーの世界観が見事にマッシュアップされています。
「単なるPOP UPではなく、『Handshake』の空気感を感じていただきたく、できる限り忠実に再現しました。キャンディさんとブランドンさんにも、ニッカウヰスキーの本気度を感じてもらえたのではないでしょうか(笑)」と友吉さん。
「バーショーを訪れたお客さまに世界No.1バーの雰囲気を感じていただき、そこで提供される世界基準のカクテルをお楽しみいただくのが我々の目的のひとつです。日本国内ではロックやハイボールというスタイルが主流のウイスキーですが、ニッカウヰスキーはラインナップも愉しみ方も“多彩”という側面を知っていただけたら嬉しいですね」
個人的にニッカ カフェジンがお気に入りというキャンディさん。ニッカ カフェジンがベースの「Earl Grey」をメイキング!
今回のオリジナルカクテルはこんな感じ!
今回「Handshake」側が用意してくれたカクテルは5種類。
いずれも実際に「Handshake」で提供しているオリジナルカクテルなんだとか。
① 「Butter Old Fashioned」はニッカ カフェグレーンをベースにたっぷりのブラウンバター、乾燥ジロール茸、乾燥シイタケ、クルミなどでバターウオッシュし、オールドファッションドスタイルに仕上げた一杯。旨味や香味、複雑さを感じさせつつも、決してもったりすることなく、洗練された心地いい味わいでした。
② 「Earl Grey」はニッカ カフェジンの穀物の香味や和の柑橘のニュアンスに寄り添うように、アールグレイティー、ベルガモット、レモングラス、日本酒をプレミックスし、ソーダアップしたハイボールカクテル。ベルガモットスプレーで、さらにアールグレイ感をUPし、乾燥させたレモングラスがそのままストローになるオシャレな演出もGOODでした。
③ 「Campfire」も日本人ゲストを意識したハイボールスタイル。シングルモルト余市をベースに、自家製のラプサンスーチョンティーソーダでUPし、最後にローストマシュマロをあしらった一杯です。松の葉の煙で燻したスモーキーなラプサンスーチョンティーが、余市の力強いモルト感やピートの香ばしさにキレイに寄り添っていました。ローストマシュマロも余市と相性抜群!
④ 「Matcha Yuzu」は「Handshake」でも人気が高い日本を意識したショートカクテル。華やかでフルーティ、樽由来のバニラ香も感じさせるシングルモルト宮城峡に、抹茶やバニラシロップや柚子を加え、ホエイ(乳清)を使用してクラリファイド(清澄化)した一杯です。最後に薄くスライスしたセロリを添えています。
⑤ 「Big in Japan」はその名の通り、日本のバー文化をリスペクトした「Handshake」流ハイボール。ニッカ フロム ザ バレルを自家製焙煎麦芽ソーダで割り、シソを飾っただけのシンプルカクテルです。モルトとグレーンとローストした麦芽が個性を出しつつも、上品でバランスよくまとまっていて、もう一杯飲みたくなるような軽やかさです。
「Handshake」のキャンディさんとブランドンさんの他に、UKからマイリー・ケンドリックさん、シンガポールから中田亜希さん、日本から川久保安寛さん、安孫子優さん、熊代綾子さん、中村純さん、ロジェリオ・五十嵐・ヴァズさん、小浜瑛理香さんの8名のトップバーテンダーもジョイン。
ニッカウヰスキー=多様性!
一部つくり方が複雑に見えるカクテルもありますが、事前にプレミックスとして仕込んでおくことで、いずれのカクテルもオペレーション自体はシンプル。
味わいも奥行きがあり複雑なんですが、やり過ぎることなく、重くなり過ぎることもなく、洗練されていて“キレイ”という印象を受けました。
どうです? 飲みたくなりますよね?
世界No.1のバーが「東京 インターナショナル バーショー」にやってきたということで、ブースは常に人だかりの大盛況。
初日は仕込み分が早々に売り切れてしまい、バックヤードは大慌てだったんだとか(笑)。
キャンディさんにニッカウヰスキーのブランドイメージを訊いてみると、一言「多様性!」との答え。
「モルト、グレーン、ブレンデッドとウイスキー自体のバリエーションも豊富ですし、カフェジンやカフェウオッカもあります。またひとつひとつのプロダクトの汎用性が高いので、バーテンダーとしては助かるブランドです」
海外のバー事情に詳しい友吉さんが付け加えてくれたところによると「日本ですとウイスキーはロック、水割り、ハイボールを想像する方が多いと思いますが、実は海外ではウイスキーカクテルの文化が浸透しています。特にニッカウヰスキーはクラフトマンシップに溢れ、細部にまでこだわりが詰まった“クール”なブランドと捉えられています」とのことでした。
「生きるを愉しむウイスキー」だからこそ!
昨年、ニッカウヰスキーが新たに掲げたコミュニケーションコンセプトは「生きるを愉しむウイスキー」。
創業者、竹鶴政孝の言葉をもとにしながら、ウイスキーが持つ豊かな個性や多様な愉しみ方を通して、人生そのものを愉しんでほしいという思いが込められています。
現代の「ワークライフバランス」や「ウェルネスライフ」な~んて言葉にも通じそうですね。
ウイスキーは、もっと自由に、自分らしく。
「Handshake」をはじめとした世界のバーシーンでは、そんなウイスキーの愉しみ方がどんどん広まっているようです。
来年の「東京 インターナショナル バーショー」のニッカウヰスキーブースには、果たしてどこの有名バーがやってくるのでしょうか!?
★ニッカウヰスキー
https://www.nikka.com/
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