独立開業支援制度も魅力!
「バーテンダー」「経営者」としてのキャリアを磨ける仕事!

SPECIAL FEATURE特別取材

独立開業支援制度も魅力!
「バーテンダー」「経営者」としてのキャリアを磨ける仕事!

#Special Feature

将来、自分のバーを持ちたい。繁盛店にして成功させたい。
そのために必要な店舗設計や運営・集客方法など、様々な知見や技術、情報をお仕事としてお給料をもらいながら学ぶ。

そんなバーテンダー必見のお仕事があるんです!

多数のバーテンダー独立者を輩出してきた、サントリーの「ドリンクスーパーバイザー」というこのお仕事。

大手企業ならではの充実した福利厚生や休暇制度に加え、飲食店リサーチ費の会社負担など、挙げればきりがないほど様々な手厚い待遇を受けられ、開業資金を貯めながら自分の幅を広げることができる魅力的なお仕事なんです!

必要なのはバーテンダーとしての経験だけ!

じゃあ、具体的にはどんなことをするのか? 実際の仕事内容について、現在ドリンクスーパーバイザーとして活躍している吉田敬之さんに話を伺いました。

【ドリンクスーパーバイザーで得られること】
1.店舗の新規立ち上げを何度も経験できる
2.開発店舗の進捗を通じて、経営のノウハウが学べる
3.業界リサーチや海外視察、海外ネットワークで最新トレンドが得られる⇒ドリンク開発に活かせる
4.“ものづくり”を知ることができ、関われる
5.実力派シェフとの仕事も自分の大きな財産に
6.独立支援制度は開業資金の大きな助け

「LEGENT(リージェント)」のバーテンダー向けセミナーで登壇し、カクテルレシピを披露する吉田さん。

「LEGENT(リージェント)」のバーテンダー向けセミナーで登壇し、カクテルレシピを披露する吉田さん。

店舗の新規立ち上げを何度も経験できる。自分が開発したレシピの広がり方が見える!

吉田敬之さんは、六本木に自身のバー「SERENDIPITY BAR」を開き、再開発によって立ち退きを余儀なくされた後、奈良のホステルの総支配人を勤め上げ、「BIBLE CLUB OSAKA」の日本出店をマネージャー兼チーフバーキーパーとして携わるなど、そうそうたるキャリアの持ち主です。

そんな吉田さんが、ドリンクスーパーバイザーに応募したきっかけとは?

「もともとメーカーの仕事にはずっと興味があったんです。

お酒そのもののつくり方を詳しく知りたかったことや、つくり手の想いを忖度なく直接聞きたかったこと、流通やマーケットへの発信と仕掛け方、国内外問わずそのお酒の広がり方を学んでみたいと感じていました」

サントリーのドリンクスーパーバイザーのシステムについては以前から知っていたという吉田さん。

「サントリーは飲料全般で(それ以外にも)ものづくりに長けていると感じていましたし、公共性の高い文化づくりをグローバルに発信している企業でしたので非常に興味がありました。

思い立ったらすぐ!と言うのが私の性格なので、サントリーの人事部に『自分を雇いませんか?』と直接電話をして自分を売り込んだんです(笑)。

担当の方は最初『?』でしたが、すぐにグルメ開発部との面談の場を設けていただき、そこでこれまで自分のしてきたこと、自分ならこういうことができるとお話して『一緒に仕事がしたい』と伝えました。

でも、当時はコロナ禍真っ只中。状態が落ち着いた頃に『吉田さん、出番が来ました!』と連絡があり、改めて話をさせてもらったという感じです」

「グルメ開発部のミッションをシンプルに言うと、業態提案やドリンク提案・プロダクトを通じて、お酒ひいてはドリンキング文化の魅力と素晴らしさを人々に伝えることであり、グルメ部の歴史は30年以上にわたります」と吉田さん。


ドリンクスーパーバイザーの仕事は、クライアント先の居酒屋やバー、レストラン、カフェへのレシピ提案や研修、時にはプロダクト開発の仕事と多岐にわたりますが、そのなかに、飲食店の開発と立ち上げというお仕事もあります。

すでに自身のバーの立ち上げを経験していた吉田さん。新たな発見はあったのでしょうか。

「めちゃめちゃありました! 

資本力と言えばよいのでしょうか、自分のバーでは予算の関係上やりたくてもやれないことがたくさんありました。
それは設備投資でも研究開発でもそうです。

資本力が理由で今まで試せなかったことが、ここでは試せる機会に恵まれます。このことは自分の知識と技術の幅を広げることに繋がりますし、何にどれくらいコストをかけるかといった知見も深まっていきます。

もちろんコストである以上は意識すべきポイントですし、会社やクライアントのお金を預からせてもらうので責任も成果も求められますが、こうしたことはこれから独立を目指すバーテンダーにとっても大きな意義があるのではないでしょうか」

LEGENTのプロモーション会場でプレゼンテーションを行う吉田さんと、開発したカクテル。

LEGENTのプロモーション会場でプレゼンテーションを行う吉田さんと、開発したカクテル。

海外経験を積むことで、グローバルな視野を獲得 !

ドリンクスーパーバイザーの仕事の大きな魅力の一つが、海外視察のチャンスがあること。

吉田さんが手がけたプロジェクトの一つが、日米2人のレジェンドによるサントリーグローバルスピリッツ(旧社名:ビームサントリー)のアメリカンウイスキー「LEGENT(リージェント)」の日本でのプロモーションです。

吉田さんはサントリーのウリの1つであるハイボールの提案ではなく、LEGENTに相応しいカクテル、どこでも誰でもメイクできる再現性の高いレシピを開発提案し、限定販売から通年販売への追い風に貢献しました。

「社内バーテンダーとして働いていますが、僕は性格的に求められていることを理解し実行した上で新たなアイデアを提案し、可能性を広げていくタイプ。

それはなにもドリンク開発だけではなくマーケティングなどにも及びます。

サントリーへ入社する際も、動機としてサントリーの資本を利用して自分のやりたいことを追求させてもらう、と伝えていました。
『やってみなはれ』というサントリーのチャレンジ精神を表す言葉のように、この会社にはそういう提案を受け入れてくれる風土がしっかり根付いているんだと強く感じますし、とても素晴らしいと本心で思えます」

商品を知るため、アメリカのジムビームの蒸溜所にも行きたいと伝え実現。

「正直にいえば海外視察はそう簡単ではありません。LEGENTに関して言うと、先行限定販売の時に一定の実績をしっかり残せたことが前提にありました。だからこそ通年販売時の力強いスタートのために、LEGENTについてさらなる知識の深堀りが必要なこと、そしてこういう風に仕掛けていきたいと練った僕なりのアイデアプランを関係各所に伝えることができ、承認をもらえるに至ったのだと感じます。

稀にラッキーな海外視察もあると思いますが(笑)、預かった案件に真摯に向き合い、全力で臨めばそのチャンスは広がっていくと思います」

実際に蒸溜所に足を運んでみて、つくり手である職人たちとの対話から背景を知ることでそのお酒への理解が深まり、見方が変わったと同時に、世界に向けて発信するLEGENTカクテルのレシピ開発において大きな参考になったそうです。

「アメリカで開催されるバーの祭典『Tails of the Cocktail』にも別案件で行かせてもらいました。

世界的なバーテンダーが集まってくるので、彼ら彼女らとの情報交換ができたのはとても貴重な体験になりましたね。

また、海外視察の際には寝る間も惜しんで(笑)有名なバーやレストランに行きまくるので、自分のバーを立ち上げる時にはこうしよう!などのアイデアと情報が蓄えられます。得た知識や情報は日々のレシピ開発にも自ずと活かされるので、クリエイティビティを磨く大きな役割も果たしてくれています」

吉田さんが参加した海外視察。左はシンガポールのバー「ATLAS(アトラス)、右はニューヨークのカクテルバー「Maison Premiere(メゾンプレミア)」。

吉田さんが参加した海外視察。左はシンガポールのバー「ATLAS(アトラス)、右はニューヨークのカクテルバー「Maison Premiere(メゾンプレミア)」。

充実の待遇。実力派シェフとの仕事も魅力的。

基本的な勤務時間は10:00〜18:30(実働7.5時間)。

もちろん基本、土日祝日や年末年始はお休みだし、有給休暇だって取得できます。

契約は1年ごとで4回まで更新でき(最長5年)、出した成果が、契約更新やボーナスに反映される実力主義のお仕事。

さらには、3年以上在籍し、独立開業をすると独立支援金がもらえる! もちろん、残業代や社会保険も完備という手厚い待遇!

「独立は物件との巡り合わせによるところもありますし、個々人の考えもあるので一概には言えませんが、5年以上だと自身のゴール設定が難しく間延びもしちゃうだろうし、短すぎても大切なことが学びきれなく勿体ないと感じます。

個人的には5年契約はちょうど良い長さだと思います。

まぁ、絶対に独立しなければいけないわけでもないので、1年1年やっていく中で最良の答えやタイミングを見出せれば良いのかな、と思います」

そしてなんとグルメ開発部にはドリンクスーパーバイザーと同様に、プロフェッショナル職種として有名レストランでシェフやスーシェフとして腕を振るったフードスーパーバイザーが仲間として日々一緒に働いているんだとか!(2025年6月時点で4名在籍)

「フードスーパーバイザーの仲間たちとの仕事はとても貴重な経験になります。

ドリンクとフードのペアリングはもちろんなのですが、開発したカクテルに対して料理人視点での意見を聞くことができますし、カクテルづくりに調理技法を応用するアイデアの相談もできます。

互いに意見交換しながら知識と技術を磨き、幅を広げていくことができるんです」

2025年6月現在では、ホテルや街場のバー出身者が吉田さん含めて4名、ドリンクスーパーバイザーとして勤務しています。

「この仕事は『なんか難しい』と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。バーテンダーとしての経験と未来への情熱があれば全く問題ないと思います。

様々なルーツを持つドリンクとフードのスペシャリストの素晴らしい知見が集まり共有される場所であると同時に、志が同じ仲間たちなので『こうしてみたら? ああしてみよう!』と互いを刺激し、高めあいながらワイワイガヤガヤと日々楽しくやっています。

バカ話をしながら遊びながら楽しむ時間がたくさんあります(笑)。バーカウンターの中だけでは決して得られない学びを業務によって得られる最高の職場だと思いますよ。

おそらく基本的には独立が目標=自分で何かを成したい、と考える人がこの仕事に興味を持たれると思うので、自主性や主体性があり、能動的な人であればバッチリ合っていると感じます。

5年かそれ未満かは別として、サントリーのこの仕事にしっかり向き合えば、バーテンダーや経営者としての資質や実力はかなり磨かれると思います」

「バーテンダーはお客様へのプレゼンテーション能力の高さも求められますが、この仕事はそういった能力をはじめ、バーテンダーとしての ”芯”も相当向上すると思う」と吉田さん。

「バーテンダーはお客様へのプレゼンテーション能力の高さも求められますが、この仕事はそういった能力をはじめ、バーテンダーとしての ”芯”も相当向上すると思う」と吉田さん。

さて、ドリンクスーパーバイザーとなって3年となる吉田さん。2年後を見据え、どのような未来を?

「僕の場合は想いが詰まったバーを中断したという気持ちがあったので、必ずまた店をやるという決意を抱いて生きてきたわけですが、自分が作りたい店のイメージは確実に変わりました。

今は、バーとしての芯があれば例えばレストランでもいいと思っています。そう考えられるようになったのは、いろんな店を見てリサーチして、たくさんの案件を経験し、様々なアイデアがインプットされたから。

ここに入ってなければ、どこまでいってもバー以外の選択肢はなかったと思います」

これまでの経験を活かして、特に独立・開業を目指している方! 
ぜひ、以下にアクセスを!
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★お問い合わせ:
サントリー株式会社 営業推進本部 グルメ開発部 採用担当
e-mail : Gurume_Suntory@skal.suntory.co.jp

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